この記事では、「マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方」伊藤美佳 (著), 齊藤恵 (イラスト) について、大事なポイントを3つに絞ってまとめています。
この本は、モンテッソーリ教育とハーバード式の育児について、マンガや図解で解説している、Amazonベストセラー1位の育児書です。
この記事を読むと次のことがわかります。
・モンテッソーリ流の子どもへの接し方
・ハーバード式の知能の伸ばし方
ぜひ最後までお付き合いください。

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私が重要だと思ったこの本の3つのポイント
この本を読むと、モンテッソーリ教育、ハーバード式による、0~6歳のお子さんへの接し方、育て方がわかります。
その中で、特に私が子育てで実践したいと思った3つのポイントは次のとおりです。
- すべての能力の土台は乳幼児の頃に身につく
- モンテッソーリ流「子どもへの接し方8カ条」
- ハーバード式「9つの知能の伸ばし方」
著者:伊藤美佳氏のプロフィール・目次
プロフィール
輝きベビーメソッド開発者
(株)D・G・P代表取締役。0歳からの乳幼児親子教室「輝きベビースクールアカデミー」代表理事。
幼稚園教諭1級免許。日本モンテッソーリ協会教員免許。保育士国家資格。小学校英語教員免許。NPO法人ハートフルコミュニケーションハートフル認定コーチ。サンタフェNLP/発達心理学協会・ICNLPプラクティショナー。日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー。自身の子どもがモンテッソーリ教育の幼稚園で素晴らしい成長を遂げたことに感銘を受け、モンテッソーリ教師の資格を取得私は今から4年前に代表職だった幼稚園を退職しました。
子供の育ちに良い教育を研究し続け26年間18000人の子ども達に試した結果これからの時代に必要な教育法が確立できました。
これを全国のパパやママに届けたい!との思いで、輝きベビースクールを運営して来ました。
最初は小さな公民館で行なっていたスクールも今では新幹線で通って来てくださるママもいるほど満席でキャンセル待ちの続く大人気のお教室となりました。
もともと素晴らしい能力をすでに持って生まれて来ている子供達でも残念ながらその能力に気づいている大人は案外少ないのです。
能力があることがわかれば全ての行動に意味があることがわかります。
能力を飛躍的に伸ばす為にはどんなことを与えてあげれば良いのかがわかります。
まだ言葉が言えずに自分の気持ちを伝えることができない子供達そんな子供達の気持ちを汲み取り意思疎通ができる技術を身につけるとずっとより良い関係が築けます。
そんな具体的な方法をお伝えしお子様の能力を伸ばしてあげられる大人がもっともっと増えて光り輝く子供達を未来へ輩出していきたい!と思って活動して参ります。
目次
1章 いたずらする!言うこときかない! 子どもの行動のヒミツ
2章 自立心と集中力がしっかり育つモンテッソーリの教え 6歳までの育て方で未来が変わる
3章 ハーバード式 世界にはばたく才能を伸ばす「9つの知能」
4章 モンテッソーリ流 子どもへの「接しかた8カ条」
5章 モンテッソーリで大切にしている 0~6歳の育て方
3つのポイントを1つずつ解説します

ここからは冒頭で挙げた3つのポイントについて見ていきます。
- すべての能力の土台は乳幼児の頃に身につく
- モンテッソーリ流「子どもへの接し方8カ条」
- ハーバード式「9つの知能」の視点で子どもを観察する
すべての能力の土台は乳幼児の頃に身につく
子どもの成長過程では、「この時期に、この能力が発達する」という旬の時期 があります。モンテッソーリ教育では、この時期を「敏感期」と呼んでいます。 年齢的には6歳までが大事な時期とされ、特に将来の人格や人生の土台になる ような発達の敏感期は、3歳までにもっとも強く現れると言われています。
伊藤美佳. マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方 (Kindle の位置No.348-351). 株式会社かんき出版. Kindle 版.
モンテッソーリ教育の「敏感期」について知っておくと、6歳までの子どもへの接し方がとても大事だとわかります。
また、子どもの発達についての研究が進み、0~6歳の幼児期に良質な刺激を受けることで脳の伝達細胞であるシナプスが増え、脳の発達を促すことがわかりました。
シナプスが集中的に作られる時期は、一生に一度だけで、後でどれだけ訓練をしても作ることはできないと言われています。
つまり、この時期に効果的な「遊び」「学び」を体験している子どもは、生きるための土台がしっかりできるということです。
モンテッソーリ流「子どもへの接し方8カ条」
この本では、モンテッソーリ教育で提唱している「 子どもと接するときの心構え12 カ条」をベースに著者の経験を加味して8つの接し方としてまとめられています。
【子どもへの接し方8カ条】
-
全てを受け入れる
-
自分で選ばせる
-
信じて、待つ
-
満足するまでやらせる
-
子供に解決させる
-
間違いを訂正しない
-
子供と楽しい!を共有する
-
自然の中で遊ぶ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
全てを受け入れる
大人から見ると、おかしなことでも子どもの頭の中では豊かな想像力、おもしろい発想が広がっています。
例えば、わが家の子どもたちもおもちゃを1つ出してきて遊んでいたと思ったらすぐに別のおもちゃを取ってきてどんどん部屋が散らかることがあります。
ついつい今までは、「どんどん散らかるから今遊んでるおもちゃを片付けてから次のおもちゃで遊んだら?」と声をかけてしまっていました。
もしかすると子どもの頭の中では、いくつかのおもちゃで一緒に遊ぶアイデアが浮かんでいるかもしれません。
また、最初のおもちゃに満足して次のおもちゃに関心が移ったのかもしれません。
この本を読んでからは、できるだけ子どもの考えを聞いたり、集中している場合は中断しないように心がけるようになりました。
こちらからしてほしいことがあるときも、しっかり子どもの話を聴くようにすると、自己肯定感が育ちます。
自分で選ばせる
親が先回りしてなんでも決めてしまうと、自分の意思のない無気力な大人になってしまいます。
公園に行って、砂場でずっと遊んでいると、つい「遊具で遊んだら」「パパとサッカーしたら」と言いたくなってしまいます。
これは、体を動かしてほしいという親の思いです。
砂遊びに飽きたら、「なにして遊ぼうか?」と声をかけて、子どもに決めさせるようにすると自分で決めることができるようになります。
信じて、待つ
親が子どもにいつも指示していると、その場はうまくいくかもしれませんが、自分で判断する力が身につきません。
宿題をなかなかしなくて、イライラすることもあると思います。
怒って無理矢理させるよりも、親は環境を整えることだけに集中しましょう。
最初に何時からするかだけ決めて、タイマーをかけてあげるなど、できることは色々ありそうですね。
満足するまでやらせる
子どもにはなんでも満足するまでやらせることが大切です。満足するまでやり きった子ども は、心が安定します。
伊藤美佳. マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方 (Kindle の位置No.743-744). 株式会社かんき出版. Kindle 版.
できるだけ子どもを思いっきり遊ばせたいと思っていても、夕飯の支度があったり、習いごとの時間があったりと我慢させないといけないことも多いと思います。
この本でも紹介されていますが、あらかじめ、子どもとルールを決めておくと納得してくれやすいと思います。
例えば、小さい子なら「時計の長い針が数字の6のところに来たらおうちに帰ろうね」
子どもにも理解できるようにルールを共有しておくのがおすすめです。
子供に解決させる
兄弟姉妹でケンカしていると、ついつい親が介入して解決しようとしてしまいますが、子どもたちの中で、折り合いをつける練習になるのでよほど危険なことをしない限りは放っておくべきです。
親が最終的に間に入る場合は、子どもの話をそれぞれよく聞いて、頭ごなしに怒ったり決めつけたりしないようにしましょう。
「どうしたらいいと思う?」は必ず聞いて、考えさせる機会にすることが大事ですね。
間違いを訂正しない
子どもが自分で間違いに気づき、何度も試行錯誤することで挑戦する心が育ちます。
ただ、自分がこれを実践しようとすると、実際は難しい場合もあります。
上の子がピアノを習っているのですが、間違って弾いているとそのたびに指摘して訂正しています。
自分の思い通りに弾かせて録音したものを、正しい演奏と比べて聴かせてみて、違う部分を一緒に考えるという方法を試してみたいと思います。
親も試行錯誤だと思うので、この結果はまた追記したいと思います。
子供と楽しい!を共有する
イライラしていると、隠そうとしても必ず子どもに伝わります。親が思っている以上に、子どもは親の心の動きに敏感です。
伊藤美佳. マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方 (Kindle の位置No.842-844). 株式会社かんき出版. Kindle 版.
同じことを何十回、何百回も言わないといけないのが、子育てですよね。
どうせなら機嫌よく子どもに接したいところ。
たまには親も家事や育児をさぼったり、手を抜いて心に余裕を持てるようにしましょう。
完璧な子育てをイライラしながらするよりも、適当でもにこにこしながら育児をする方が、親も子どもも、人生の幸福度は高いような気がします。
自然の中で遊ぶ
自然の中にいると、風の音、花の香り、季節の移ろいなど、五感を刺激するものがたくさんあります。
自然の中で多く遊んだ経験がある子どもは、感性が豊かで人の心に気づきやすい傾向があるそうです。
花まる学習会代表の高濱正伸さんの著書にも、自然の中で遊ぶことの大切さについて書かれていました。
都会に住んでいると、大自然と触れ合う機会は少ないと思いますが、近所の公園でも草や木、虫と触れ合うことはできると思います。
休みの日はできるだけ子どもを外に連れ出して遊ばせましょう。
ハーバード式「9つの知能」の視点で子どもを観察する
私がモンテッソーリ教育とともに重視しているのが「多重知能理論」です。これは、ハーバード大学のハワード・ガードナー教授が提唱しているもので、人間には8つの知能があるというもの。人それぞれ長所や短所があるように、人によってある知能が高かったり低かったりするという考え方です。これを私の乳幼児教育の経験を踏まえて、日本人向けに独自にアレンジしたのが、「9つの知能」。私はこの9つの知能で、子どもを観察することをすすめています。
伊藤美佳. マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方 (Kindle の位置No.510-514). 株式会社かんき出版. Kindle 版.
9つの知能は次のように大きく4つに分類されます。
1 運動:運動神経につながる
①体
2 学力:言語能力や論理的思考につながる
②言葉 ③数 ④絵
3 感性:センスのよさにつながる
⑤自然 ⑥感覚 ⑦音楽
4 社会性:人づきあいや人間関係につながる
⑧人 ⑨自分
この9つの知能の視点で子どもを観察すると、問題行動と思っていたことが、子どもの長所として捉えられるようになります。
なお、本書では、小さい頃は9つの知能のどれかに絞らずに、すべての能力を伸ばすように接することが推奨されています。
それぞれの能力について、本書では下記の3つの視点で解説しています。
Ⅰ どんな能力なのか
Ⅱ 向いている職業など
Ⅲ 能力を伸ばすための遊び
お子さんがどんな能力を備えているか気になる方は、ぜひ本書をご覧ください。
まとめ

この本を読むと、子どもの行動を肯定的に捉えることができたり、幼児期までの子育ての心構えがわかります。
今回ご紹介した部分は、あくまで私が抜粋したこの本の一部に過ぎません。
気になった方は、本書をぜひ手に取ってみられてください。
この記事がみなさんの子育てや人生のヒントになれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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