こんにちは。
すみ(@blogsumikko)です。
コロナウイルスの影響で、学校の休校が続いています。
皆さんはお子さんの学習面はどのように対応されていますか?
今回は日本のオンライン授業、各国のオンライン授業の導入状況や無料で提供さ
れている休校支援動画について調べてみました。
日本のオンライン授業
文部科学省「遠隔教育の推進について」を読むと、小規模校等における教育活動の充実や、不登校児童生徒や病気療養児など、通学して教育を受けることが困難な児童生徒への対応を前提として研究が進められているようです。
個人的には、今の公教育は無駄な時間が多すぎるので、録画講義やオンライン授業もどんどん活用してほしいと思っていますが、まだまだ先のことかもしれません。
今回のコロナウイルスへの対応を行う中で劇的に進まないかと期待しています。
最近では、熊本市がオンライン授業の導入を計画していると報道されました。
西日本新聞熊本版より

2020.7.7 追記 全国統一オンライン講座(何と義務教育期間ずっと無料!)
東進ハイスクールと四谷大塚がタッグを組んで全国の小中学生を対象に無料講座を開講しました。

これはすごい取り組みですね。
驚きました。
ポイントは、以下のとおり
有名講師陣によるわかりやすくおもしろい授業 1年間無料→その後、義務教育期間中ずっと無料になりました!! 小中学生の全学年対象 科目は算数、数学 テキストも無料でダウンロード |
わが家も早速申し込んでみました。
本気でオンライン授業で小中学生を取り込んでいく意思を感じます。
おそらく、1年だけと思って利用したら最後、授業が学校と比べて分かりやすすぎて、そのままお金払って続ける人が続出するのでは・・・。
←その後、義務教育期間中ずっと無料になりました!
すごい戦略ですね。
小学生講座の実施要領はこちら
実施要項
申込期間
4月21日(火)~5月31日(日)
受講期間
4月28日(火)~今年度いっぱい ※現段階の予定です。
対象
全国の小学生(小1生、小2生、小3生、小4生、小5生、小6生)
四谷大塚生・YTnet生・四谷大塚NET生でない生徒が対象です。
この講座は、入門講座としての位置づけですので、すでに四谷大塚の授業を受けている生徒を対象とするものではありません。四谷大塚生・YTnet生・四谷大塚NET生は現在受講している講座を全力で進めてください。提供講座
算数(学年別に選択)
スタンダードレベル(学校の教科書レベル)を開講します。
1回の授業30分~50分(学年によって異なります)+確認テスト(10~20分程度)を週に2回実施。受講料
無料招待 年間を通じて、無料で受講できます。
申込方法
本WEBサイト内よりお申し込みください。
注意事項
本講座は小学生のための講座であり、受講できるのは生徒ご本人とその保護者の方のみです。対象以外の方が受講される場合は、正規料金(1講座年間79,200円)が必要となりますのでご了承ください。
中学生講座の実施要領はこちら
実施要項
申込期間
4月21日(火)~5月31日(日)
受講期間
4月28日(火)~今年度いっぱい ※現段階の予定です。
対象
全国の中学生(中1生、中2生、中3生)
東進生・東進中学NET生でない生徒が対象です。
この講座は、入門講座としての位置づけですので、すでに東進の授業を受けている生徒を対象とするものではありません。東進生・東進中学NET生は現在受講している講座および演習・高速マスター等を全力で進めてください。提供講座
数学(学年別に選択)
スタンダードレベル(学校の教科書レベル)を開講します。
1回45分の授業+確認テスト(10分程度)を週に2回実施。
その他の提供科目やレベルについては、正式決定次第お知らせします。受講料
無料招待 年間を通じて、無料で受講できます。
申込方法
本WEBサイト内よりお申し込みください。
注意事項
本講座は中学生のための講座であり、受講できるのは生徒ご本人とその保護者の方のみです。対象以外の方が受講される場合は、正規料金(1講座年間79,200円)が必要となりますのでご了承ください。
2020.5.4 追記 全国統一オンライン講座の感想
小2の息子と一緒に受講してみました。
感想はわかりやすくて苦にならないという感じです。
具体的には、授業の時間を4つぐらいに分けて、その都度授業を止めて問題を解かせたりするので集中力を途切れさせないように工夫していると感じました。
授業の後にはテストもあり、理解できるまで繰り返しできるのも良いと思います。
世界各国のオンライン授業
それでは、コロナウイルスのよる休校に対する世界各国のオンライン授業の導入状況を見ていきます。
中国
まずは、今回のコロナウイルス発生の震源地の中国の状況を見ていきましょう。
中国では新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの学校が継続して休校しています。
学生は学校が休みの間、授業を受けることができなくなってしまいました。
この状況を受け、民間企業が一斉にオンライン教育の提供を始め、小中学校など公的機関もオンライン教育を実施し始めました。
ヤフーニュースでも取り上げられていましたが、民間企業が率先して授業を無料提供し、公的機関もそれに続いて授業をオンラインで行っているようです。

試行錯誤しながら前に進む姿勢がすばらしいですね。この点は日本も見習いたいところ。

アメリカ
続いてはアメリカ。
アメリカのオンライン授業では、Google Classroomが主に使用されています。
これは、 先生が教室単位でグループを作り、課題提出やチャットなどができるサービスです。
授業開始の時間になるとログインし、先生から課題が出され、その課題を行っていくというもの。
アメリカでは全米で体育や音楽までオンライン授業に移行しているそうです。
子どもがパソコンに不慣れな親は、つきっきりにならなくてはならないという課題もあるようです。
シリコンバレー在住のグリーンバーグ美穂さんの実体験の記事です。


さすがはシリコンバレーと言うべきか、アメリカ全体が進んでいるのかは分かりませんが、かなりスムーズにオンライン授業に移行できている印象です。
韓国
お隣の韓国です。
2020年3月31日 19時47分のNHKニュースより抜粋
韓国政府は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、例年3月に始まる小中学校と高校の新学期の開始時期について検討を続けてきましたが、4月9日以降オンラインで順次、授業を行うことを決定しました。

学校によってオンラインの設備が異なるため、授業の内容に格差が出るおそれがあるなどの問題も指摘されているようですが、少なくとも実施できる環境は日本よりは整っているということですね。
イタリア
ヨーロッパの中で最初に感染が拡大したイタリアの状況はどうでしょうか。
イタリア在住の宮本さやかさんのブログに現地の様子がわかる記事があったので紹介しておきます。
高校生のお子さんの通う学校では、オンライン授業を行っているようですが、パソコンが家にある前提のため、貧しい家庭との学習面の格差が問題ではないかと指摘されています。

オランダ
ユニセフが数年ごとに先進国の子供を対象としてまとめる「子供の幸福度リポート」(最新版2013年)の調査で、「世界一の教育」と認定されたオランダの状況についてです。
オランダの小学校では、デジタル化が進んでおり通常の授業にiPadなどを導入して授業を行っているそうです。
コロナ対策でも迅速にオンラインで授業の体制を整備し、うまく活用しているようです。
ヤフーニュースにオランダの取組が取り上げられています。
保護者としては「意外なほどにすんなりと移行した」という印象がある。突然の休校要請から2日間でこの体制を創り上げた学校に脱帽だ。
と記事内にあり、オランダの対応力の高さがわかります。
全文はこちら↓
授業がライブである必要性はない?
日本の高校までの授業は、クラスごとに行われますが、特に義務教育では子供達のレベルに差があり上位の子供達には退屈で、下位の子供達には理解できない内容となっています。
インターネット普及前は、それでもその方法が最も効率が良かったのかもしれませんが、今はそれぞれの状況に応じて授業を行うことができる環境が整っています。
また、先生の教え方にも差があるため、各教科、単元の教え方がうまい先生の授業を録画してレベル別に視聴させれば良いのではないかと思います。
夫の話になりますが、以前、専門学校の入校が遅れ、ほとんどの講義が終わっていたため、ビデオ講義を受けたそうです。
ビデオ講義は有名講師の講義を録画したもので、分かりやすく、聞き逃したところは巻き戻せるというメリットもあります。また、2倍速でも講義は聞き取れるため3時間の講義が1時間半で済んだそうです。

分かりやすいし時間も短縮できてメリットだらけでした。
オンライン授業から少し話がずれましたが、1つのクラスで全く同じ内容の授業をみんなが揃って受ける必要はないと思います。
道徳などみんなで考える意味がある授業は、これまで通りで良いと思いますが、コロナ対策を機に変わってほしいなあと思います。
【小学生・中学生向け】無料の学習支援動画・オンライン授業5選
それでは、小中学生向けの無料の学習支援動画・オンライン授業のおすすめはこちらです。
スクールTV
スクールTVは、小中学校の教科書に対応した授業動画(※)を配信しています。
インターネットに接続できる環境があれば、いつでも見ることができます。※国語を除く

NHK for School
NHK for Schoolのホームページより
NHKは、子どもたちの家庭での「学び」を応援します!
特設ページ「おうちで学ぼう!」では、全国各地の先生や専門家とともに考えた、NHK for Schoolの家庭での効果的な使い方や、今だからこそ見てもらいたい“おすすめの番組や動画
”を、学年ごとに紹介していきます。 番組を見て、楽しく学びましょう!
NHKが制作する学校教育向けの「ばんぐみ」を2000本以上、さらに学習のエッセンスを簡潔にまとめた「クリップ」を7000本以上配信しています。
動画だけでなく、「教材・資料」や「授業プラン」など、授業に役立つコンテンツもあわせて提供しています。

小中学生向けのコンテンツのほか、幼児向けの番組もあります。子供の頃、風邪で学校を休んだ時に楽しみにしていたNHKの番組が自由に見られるなんて良い時代ですね。

科学技術広報研究会(JACST)
科学技術広報研究会(JACST)ホームページより
全国の大学・研究機関の広報担当者有志(科学技術広報研究会《JACST》)が、自身が所属する研究機関のデジタルコンテンツの中から子供たちにぜひ見て欲しいと思う作品を集めたサイトを開設しました。
楽しくてわかりやすくてタメになる動画やゲームなどなど、全国の児童・生徒・学生の皆さんにお届けします。
2020.2.29に『休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ』サイトを公開しています。

中学生向けの「素粒子入門講座」や小学生向けの「太陽系の天体の大きさや宇宙の広さ」といった講座を見ることができます。大人が見ても楽しめる動画でした。
eboard(イーボード)
eboard(イーボード)ホームページより
eboard(イーボード)は、約2,500本の映像授業と7,000問以上のデジタルドリルで学習ができるオンライン学習教材です。OSやブラウザを問わず、教室やご家庭からご利用できます。個人や公立学校、非営利団体では無償でのご利用が可能です。
日本eラーニングアワード文部科学大
臣賞を受賞し、300以上の学校や学習塾で利用されていて、実績は豊富です。
また、今回のコロナウイルスの影響による休校措置延長を受け、無償アカウント提供期間を大型連休明けの5月10日まで延長するそうです。

動画を見たところ、内容もサイトの作りもわかりやすいです。

Yahoo!きっず おうち学校
「ヤフーきっず おうち学校」は、小学校が臨時休校になった子どもが自宅でも自発的に勉強ができるよう、フィルタリングが施された子ども向け検索機能で宿題の内容を調べたり、動画や写真で勉強したりできるコンテンツを提供します。
普段子どもたちにとって知る機会が少ない「お仕事」や「環境」、「福祉」や「工作」、「料理」など、教科学習以外の授業のサポートもあります。
また、「運動」では、子どもが自宅でもできるストレッチなどを紹介しています。

うんこ漢字ドリルでおなじみの「うんこ学園」の国語、算数、英語の無料ゲームもあります。遊びながら学習できるから子どもも嫌がらずに取り組んでくれますね。
いかがでしたか?
長い休みの間、少しでも楽しく子どもたちの学習面をサポートしていきたいですね。
日常が戻るまで、頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

