わが家には、8歳の息子、6歳の娘がいるのですが、姿勢がとても気になっています。
下の子は新体操を習っているので、姿勢はとてもきれいなのですが、上の子の姿勢が悪い・・・。
姿勢が悪いと見た目だけでなく、学習面や運動能力にも影響があるのでできればきれいな姿勢でいてほしいですよね。
今回は姿勢を良くするための方法や、姿勢が悪いことによる影響などについてシェアしたいと思います。
子どもの姿勢を矯正・改善する方法
まず、矯正をする前に、なぜ姿勢を矯正、改善するのかを説明します。
・立った姿勢を全身鏡で横から見せるなどして、まずは姿勢の悪さを自覚させる。
・姿勢が悪いとどんなデメリットがあり、姿勢が良くなるとどんなメリットがあるのかを説明します。
子どもも一方的に指示されるよりも、自発的に取り組むようになります。
お子さんに説明したら、次の3つの方法を試してみてください。
親が正しい姿勢でいる
子どもに姿勢を良くしなさいと言うなら、親が姿勢が悪いと説得力がないですよね。
また、子は親の鑑という言葉もあるとおり、子どもは親の真似をします。
もし、自分の姿勢が悪いなら、子どもの姿勢と一緒に自分の姿勢も矯正、改善していきましょう。
良い姿勢で座れるイスやグッズで環境を整える
サイズが合うイスや机をそろえてあげてください。
サイズが合っていないと、いくら声かけをしても良い姿勢を保つことができません。
座るだけで姿勢を正しく保つことができるイスやクッションなどもあるので、小さい頃から活用すれば良い姿勢が自然と身につくのでおすすめです。
子どもの姿勢矯正におすすめのイスについてはこちらの記事を参考にされてください。
3つのポイントを意識して声かけ
次の3点を意識してお子さんに声かけをするようにしましょう。
- 足 = 足裏を地面につける
- 膝 = 膝を前に向ける
- 背中 = 背筋を伸ばす
この3つが揃えば良い姿勢になります。
この3つをお子さんができるように、まずは体に合った机やイスを準備して、根気よく声をかけましょう。
子どもの姿勢、注意して見てみましょう
わが家の子ども達も勉強しているときやテレビを見ているとき、イスやソファーに寄りかかって無意識に楽な姿勢になっています。
周りの大人がしっかり声かけをしていかないと、その姿勢でいることが習慣になってしまいます。
病気でもないのに、疲れやすい大人が増えていますが、その原因のひとつに姿勢の悪さがあるといわれています。
子どもの頃から、いい姿勢を身につけておくことが大事です。
また、姿勢の悪さが体調面だけでなくメンタル面や学校の成績にまで影響するとしたら、子どものうちに治してあげたいですよね。
子どもの姿勢が悪くなる原因
子どもの姿勢が悪くなる原因は主に次のようなことが考えられます。
スマートフォンやテレビゲーム
お子さんは、暇さえあれば下を向いてスマホをいじっていたり、ソファに寄りかかってゲームを長時間続けていませんか。
ずっと下を向いていると首の筋肉に負担がかかるので、それをカバーしようとして肩や背骨など他のところにさらに余計な負担がかかります。
それで体が歪んでしまいます。
運動不足
遊び場の減少、習いごとの増加、不審者の問題もあり積極的に外遊びをする子ども少なくなりました。
身体を動かすのが学校の体育や昼休みの時間しかない子どもも多いかもしれません。
姿勢を良くするためには筋肉が必要ですが、運動不足による筋力の低下によって姿勢が悪くなっているのです。
正しい姿勢を教えてもらっていない
昔は背筋を伸ばしていなければ、家庭でも学校でも厳しく叱られました。
昔は正座で過ごす時間もありましたが、今は正座をする機会も減り、姿勢を正さなければいけないという機会自体が減っています。
正しい姿勢を身につけるきっかけがないために、楽な姿勢を続け、姿勢がどんどん悪くなってしまいます。
姿勢の悪さを放置してはいけない
子どものうちに身につけた習慣は、大人になっても簡単には変わりません。
悪い姿勢でいることが、子どもの発達途中の体に大きく影響します。
体が悪い姿勢でいることを覚えてしまうと、矯正するのは大変なので、幼児期から意識して正しい姿勢を身につけさせたいですね。
姿勢が悪いことのデメリット
姿勢が悪いと見た目も気になりますが、体や心の健康面への影響が心配です。
普段から体調が悪いと感じている子が増えていますが、それは姿勢の悪さが原因の1つかもしれません。
肩こりや腰痛
肩こりや腰痛は大人がなるもので 子どもは一昔前は無縁でしたが、最近の子どもは肩こりや腰痛になる子が増えています。
外で遊ぶ機会が減り、ゲームや勉強、スマートフォンなどが原因で姿勢の悪さから肩や背骨の筋肉が緊張し、血行が悪くなって凝っていると考えられます。
イライラする
前かがみの猫背の姿勢のままでは深い呼吸ができず、酸素をたっぷりと取り込むことができません。
呼吸が浅くて酸素を取り込めていないということは、常に身体が緊張状態でいるということです。
ちょっとしたことで怒りやすくなったりイライラしたりしているのは、猫背で肺が押さえられているために呼吸が浅くなっている影響があるからかもしれません。
疲れやすくなる
呼吸で十分な酸素を取り入れることができないと、身体の動きにも影響します。
血液の流れが悪くて老廃物がたまりやすくなったり、筋肉の収縮がうまくできなかったりして、疲れが抜けにくくなります。
集中力が続かない
良い姿勢は習慣になっていないとつらく感じますが、実は常に良い姿勢でいればその方が疲れません。
しかし悪い姿勢が癖になっていると、身体のあらゆるところに余計な負担をかけるために疲れやすくなり、頭痛やめまいなどで、授業などにも集中できなくなってしまいます。
その結果、じっくりと学習に取り込むことができずに、成績が低下してしまうこともあります。
長時間イスに座って勉強できない子やじっくり読書ができない子は、まずは姿勢を正すことからやっていくと改善することも多いです。
自己肯定感が低くなる
心と体は連動しているので、猫背でうつむいていると自信がなさそうに見られるだけでなく本当に自信がない性格になってしまいます。
また、やる気がないように見られてしまい、姿勢の良い子と比べて先生や親から注意を受けることも増え、自分に自信が持てなくなり、自己肯定感が低くなる傾向にあるといわれています。
子どものうちに正しい姿勢を身につけていおくメリットは大きいです。
ほかにも、体が歪んで身長が伸びにくくなったり、消化不良や口呼吸になるなどの影響もあります。
まとめ
今回の記事では子どもの姿勢を矯正、改善する方法についてお伝えしました。
おさらいすると、
・親が正しい姿勢でいる
・良い姿勢で座れるイスやグッズで環境を整える
・日常で足、膝、背中を意識するように声かけ
お子さんが良い姿勢を身につけられるように参考にしてみてくださいね。
小学校入学準備の完全ガイドを別記事で書いたので、入学式を晴れやかな気持ちで迎えたい方はこちらの記事もあわせて参考にされてください。
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