この記事では、高濱正伸さんの著書「子どもを伸ばす父親、ダメにする父親」から父親が子育てをするメリットについてお伝えします。
引きこもりや社会に出てすぐに心が折れてしまう人が増え、大きな社会問題になっています。
この本の中で、引きこもりや家庭内暴力を引き起こした子どもたちに、「父親と遊んだ経験が少ない」という共通点があると書かれています。
夫も父親との関係がうまくいってなかったことで、人間関係で悩むことが多かったと言っているので、この共通点には個人的には信ぴょう性がある気がします。
今回は、花まる学習会の代表である高濱正伸さんの本「子どもを伸ばす父親、ダメにする父親」の重要なポイントを3つに絞り込んでご紹介したいと思います。
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パパが子育てをする3つのメリット
この本を読むと、「子どもを伸ばす父親、ダメにする父親」が分かり、父親がどのような心構えでいればいいかと、何をすればいいかがわかります。
この本では、特に「父と子の遊び」が重要だと書かれています。
その中から、父親が子育てをする(子どもと遊ぶ)メリットをまとめると次のとおりです。
- 子どもと遊ぶことがママのイライラ解消につながる
- 父親と遊ぶことで息子は母親の枠を脱却できる
- 父親にかわいがられた娘はやがて家庭を無償の愛で包む包容力を身につける
著者:高濱正伸氏のプロフィール・目次
プロフィール
1959年熊本県人吉市生まれ。
東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー/
日本棋院理事/算数オリンピック作問委員/
「情熱大陸」などTV出演多数
目次
第1章 父親の役割
第2章 親子で遊ぼう 基本の基本
第3章 親子で遊ぼう 野外編
第4章 探偵団シリーズ
第5章 父と子の絆を深める
第6章 父と息子、父と娘
子どもを伸ばす父親は子どもと遊ぶことで母親の笑顔を守る
ここからは冒頭で挙げた3つのメリットについて見ていきます。
- 子どもと遊ぶことがママのイライラ解消につながる
- 父親と遊ぶことで息子は母親の枠を脱却できる
- 父親にかわいがられた娘はやがて家庭を無償の愛で包む包容力を身に付ける
子どもと遊ぶことがママのイライラ解消につながる
現場の実感として、「遊んでくれないお父さん」の子育てにおける弊害を感じることは多く あります。一番は「お父さんが遊ばない」ということ が、「お母さんのいらだち」とつながっていくことです。
高濱 正伸. 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) (Kindle の位置No.219-221). KADOKAWA / 角川書店. Kindle 版.
母親はかわいいわが子と遊ばない夫の姿を見ると、「この人は子どものことがかわいくないの?」という不信感からイライラしてしまいます。
子どもがパパと一緒に楽しく遊んでいる姿を見るだけで、母親は安心感を得られるものだとこの本には書かれていました。
個人的にもこれには納得です。
子どもが夫と楽しそうに遊んでいるとうれしいですよね。
逆に子どもが話しかけてるのにスマホを見ながら片手間に返事をしているのを見るとイライラしてしまいます(^^;
「家庭での母親の心の安定」は子どもにとって最も重要です。
・家事をやってほしい
・話を聴いてほしい
他にもそれぞれの家庭でいろいろあるとは思いますが、子どもと遊ぶことで解消する部分も大きいのではないでしょうか。
父親と遊ぶことで息子は母親の枠を脱却できる
母親という枠の中に閉じこもっていたら、男の子はいつまでたっても、「男社会での共通言語」を学ぶことはできません。社会に出たら、必要とされる男同士のつき合い方。ここは、 父親の出番です。遊んであげてください。
高濱 正伸. 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) (Kindle の位置No.1695-1697). KADOKAWA / 角川書店. Kindle 版.
一般的に、母親は息子がかわいく、父親は娘がかわいいものですよね。
自分にあてはめて考えると、わが家は8歳の息子、5歳の娘の2人がいるのですが、息子の方が心配ですね(^^;
つい、あれこれ先回りして言ってしまうことも多いので、「母親の枠」というのはあるのかもしれません。
父親の存在感(力強さ、かっこよさ、バカなことを一生懸命するなど)は母親では真似できない部分があるので、大事だと感じます。
夫も育児書をよく読んで勉強熱心な方なので、このあたりは心得ています。
わざと私がやらないようなバカなことをやったり、サッカーボールを思いっきり蹴っとばしてパワーを示したり(笑)しています。
意識的に夫と息子の二人の時間を作ったりしてくれていて、先々は山登りなど共通の趣味が持てないか考えているようです。
父親にかわいがられた娘はやがて家庭を無償の愛で包む包容力を身につける
父と娘の遊びの中で、「かわいがり続けてくれる」「笑わせ続けてくれる」「守り続けてくれる」。それが、娘の中のやがて出会う「恋人像」になっていきます。
~中略~
父親にかわいがられた人には、やがて持つ自分の家族を無償の愛で包んでくれる包容力があります。お父さんからたっぷり与えられた愛情を、その分外に返したくなる。愛情はリレーです。
高濱 正伸. 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) (Kindle の位置No.1787-1791). KADOKAWA / 角川書店. Kindle 版.
夫は娘がかわいいらしく、にこにこ楽しそうに遊んでいます。
娘も「パパはどうしてそんなに優しいの~?」と言ったりして幸せそうです。
ママは?と聞くと、「ママは大好きだけど怒るからね~」
母親は損な役回りですね(^^;
夫にはこのまま娘をかわいがってもらいたいです。
本書では、愛情を与えられた娘は家庭を大事にできるようになると書かれていますが、これは男女関係なく言えることでもあると思います。
また、私が思う父親が娘をかわいがることのメリットは、異性から大事にされるのが当たり前という感覚が身につくことです。
この感覚があると、自分を大事にしてくれない男に違和感を感じるようになるので、ひっかかったりする可能性が低くなるのかなと。
本書の父と娘について書かれた部分でおもしろいと感じたところを紹介します。
男性は父親になって、娘を持ったら、娘から女性を学ぶことができます。ひいてはそれが、 女性である妻を理解することにもつながりますから、家庭円満にもつながります。
高濱 正伸. 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) (Kindle の位置No.1768-1769). KADOKAWA / 角川書店. Kindle 版.
男性は娘から女性を学ぶ。
では、女性も息子から男性を学ぶことができるということですね。
子どもと共に親も成長する。
子育ての醍醐味ですね(^^)/
まとめ
最後に、父親が子育てをする(子どもと遊ぶ)メリットをまとめると次のとおりです。
- 子どもと遊ぶことがママのイライラ解消につながる
- 父親と遊ぶことで息子は母親の枠を脱却できる
- 父親にかわいがられた娘はやがて家庭を無償の愛で包む包容力を身につける
この本を読むと、父親の子育てへの関わり方が子どもを伸ばすか、ダメにするか大きく左右することが分かります。
そして、父親の心構えや具体的にどうすればいいか(子どもとの遊び方)まで具体的に書かれています。
この記事では、父親による子育ての3つのメリットを紹介しました。
今回ご紹介した部分は、あくまで私が抜粋したこの本の一部に過ぎません。
気になった方は、本書をぜひ手に取ってみられてください。
この記事がみなさんの子育てや人生のヒントになれば幸いです。
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